こころのふるさとが消えていく

私には「こころのふるさと」という場所があった。
夫にも「こころのふるさと」という場所があった。
ところが、この1年足らずの間に、両方とも、消え失せてしまったのだ。

私のこころのふるさとは、BというBARだ。私は常連中の常連だった。

あの場所は、一番ホッとした。美味い酒を飲んで、常連同士で語り合ったり、ライブを見たり。
ただただ楽しかった。あんなに楽しいことは生まれて初めてだった。気がつくと、涙を流しながら笑っている私がそこにいた。

もし、あの出会いとあの店がなかったら、当たり前の話だが、今の自分はない。


夫は、17歳から通っていた、我が村のユースホステルのペアレントを失った。

別れはやってくる。
そして、次の出会いに感謝しなければ。

B・BARのみんなには、今は素直にありがとうって言えるよ。
私の人生をプラスに導いてくれた場所。
絶対に忘れないからね！
マスターへ。いつかマスターのライブ、見に行くからね！